おすすめのモンキーレンチを工具マニアのプロが使い方も含めて紹介します。
本記事ではTOP(トップ工業)社の販売している工具よりモンキーレンチをご紹介します。
こんにちは!!機械保全技能士1級で工具マニアのてるおじです。
- モンキーレンチの種類が多すぎてどれがいいの?
- モンキーレンチは全部同じじゃないの?
- プロが使っているおすすめのモンキーレンチについて知りたい
そんな皆様の疑問に応えるために本記事を執筆していきます。
工具マニアのプロが、コレクションの中からおすすめのモンキーレンチをご紹介します。
また、自分は生産現場にて技術的な経験を積んで、機械保全技能士一級を持っているので、
工具の使用感についてはプロと近い感覚だと思います。
下記の目次は必要な情報収集の時間短縮で是非ご使用くださいね。
なめないモンキーレンチのおすすめを紹介する前に
まず、モンキーレンチはボルトの大きさに応じて可変対応ができるとても便利な工具です。
しかし、ガタ(隙間)が発生してボルトが舐めてしまって回せない状態になるといった
モンキーレンチならではのトラブルも起こることもあります。
舐めてしまう:ボルトの頭の六角部分がすり減るという意味で使われます。
しかし、昨今ボルトが舐めてしまう確率の低減は技術的な進歩で可能になってきています。
今回、工具マニアがご紹介するのは、そんなボルト舐めを克服すべく登場した
TOP(トップ工業)のハイパーモンキーのガタゼロというモンキーレンチを主に紹介します。
もちろん、従来よりガタを減らせますが、取り扱い方でガタが発生するので注意しましょう。
また、そもそもガタという発生が少なく、プロの技術者に必要なメガネレンチであれば、
下記のリンクにおすすめを紹介しているので、ご参考下さい。
モンキーレンチよりもボルトにしっかりと力をかけるのに向いているのがメガネレンチです。
もし、モンキーレンチやメガネレンチだけではなく工具セットにも興味があれば、
下記のリンクに初心者からプロまで使える工具セットをまとめたのでご参考下さい。
モンキーレンチの使い方
次に、モンキーレンチの使い方について説明しますが、とても簡単に使える工具です。
まず、回したい六角ボルトの寸法に合わせて、ウォーム機構部分(回せる所)を回して
モンキーレンチの挟む部分の幅を広げるor狭めることで調整します。
次に、回したい六角ボルトをモンキーレンチ挟んで回すだけです。
逆ネジと呼ばれるイレギュラーなねじ山でなければ(緩み止め機構などで採用される)、
時計回りに回せば締めることができ、反時計回りなら緩められます。
六角ボルトの頭のサイズ内にモンキーレンチの幅が収まれば、使うことができます。
また、挟むことができても、使っているモンキーレンチのサイズが小さいと、
テコの原理で考えると作用点までの距離が短くて、ボルトが緩まないことがあります。
そういった場合は大きいサイズのモンキーレンチに変更して、挑戦してみましょう。
さらに、錆がひどい場合はCRC551を浸透させてから回してみる手段もよく使われます。
そして、本当にひどい場合はハンマー等でボルト周辺を叩きながら緩めることもあります。
最終は、グラインダー等でボルト切り落とすこともありますが、このレベルの酷さは
メガネレンチなどを使ってしっかりと力をかける必要があることを覚えておきましょう。
なめないモンキーレンチなどおすすめ 6選【TOP(トップ工業)】
それでは、なめないモンキーレンチを中心におすすめを6種類ほどご紹介します。
また、紹介する6種のモンキーレンチは使える場面が異なりますので、
皆様の実際の使用感に合わせてご選定下さい。
ちなみに、今回はTOP(トップ工業)の工具からおすすめのモンキーレンチを選抜してます。
1.ハイパーモンキー ガタゼロ 大
まず、こちらはプロ向けのハイパーモンキーとと呼ばれるモンキーレンチの一種です。
このサイズは大型設備などで用途があるタイプで、工業用向けの工具になります。
また、一般家庭ではほとんど使わないサイズですが、しっかりと力を掛けたい時に、
他の小さいモンキーレンチよりもしっかりと高いトルクで回すことができます。
プロとしては大型のモンキーレンチは必ず準備しておくと良いでしょう。
ガタゼロなので、精度の必要な作業にも使えるなめないモンキーレンチです。
2.ハイパーモンキー ガタゼロ 中
次に、汎用性が高い大きさのなめないモンキーレンチになります。
プロ用としても一般家庭やDIYでも使えるサイズのオーソドックスなモンキーレンチです。
大きさに迷ったらこちらのサイズのガタゼロを買っておけば、間違いないです。
3.ハイパーモンキー ガタゼロ 小
そして、こちらは持ち運びにも適したガタゼロのなめないモンキーレンチの小型版です。
モンキーレンチの携帯作業やDIYなどで活躍してくれるのは間違いなしです。
なめないモンキーレンチとして、最初に購入しましたが、今でも愛用しています。
4.ハイパーモンキー ガタゼロ 薄型
次に、こちらは薄型のモンキーレンチです。
こちらは狭い隙間にスパナやモンキーが入らない時に活躍するプロ仕様の工具です。
特に、設備の足回りの高さ調整で薄型のスパナやモンキーレンチしか使えない場合があり、
頻繁に使うことはないですが、持っていて良かったと感じることもある一品になります。
なめないモンキーレンチかつ特殊な場面で使えるタイプです。
5.モンキーレンチ 軽量型
こちらも持ち運びに適したガタゼロの機能はないTOP(トップ工業)のモンキーレンチです。
ガタゼロほどの精密な機能が入らない場合は、こちらのスパナを選ぶのもアリです。
持ち運びに便利である工具はエンジニアの職種によっては重宝されます。
私はプラントエンジニアなので、広い工場内を巡回するときに軽い工具は持ち運びやすい、
軽めの工具一式というセットの一つとして持ち歩いています。
6.モンキーレンチ ショート型
そして、最後はショート型のモンキーレンチです。
短いタイプですが狭い設備のボルトの増し締め作業などで重宝する工具です。
実際に私もショート型のモンキーレンチで窮地を救われたことが何度もあります。
通常サイズのモンキーレンチでは入らなくてもこのショート型なら回せるということです。
そのため、ショート型は様々な設備を取り扱う方にはおすすめのモンキーレンチです。
保険として、持っておくべき工具の一つだと思います。
モンキーレンチ購入時の注意点
まず、モンキーレンチはボルトを挟み込む部分を開いたり絞ることで
様々な頭の大きさのボルトの作業にも適応できるようになります。
さらに、TOP社のガタゼロといったガタの少ない、なめないモンキーレンチを選んでおけば、
ボルトの頭が舐めてしまうトラブルを防ぎやすくなるでしょう。
しかし、ボルトとモンキーレンチの噛み合い具合は都度確認し舐めないよう注意が必要です。
また、メーカー設備の仕上げには定寸のスパナセットやメガネレンチセットが使われます。
そのため、モンキーレンチは便利ですが、専門的な作業に向かない工具であると推測します。
さらに、ボルトが硬くて緩まないときにモンキーレンチを叩くことがありますが、
ガタゼロ機能が損傷するのでそういった場合は他のモンキーレンチやメガネレンチで
叩くような作業を行うように注意しましょう。
ちなみに、ウォーム機構部は適宜グリスアップをすることで長く使うことができます。
なめないモンキーレンチを手に入れよう まとめ
ここまで、モンキーレンチの使い方をはじめ、おすすめのTOP(トップ工業)商品を
各種お薦めしてきましたが、使ってみたいモンキーレンチはありましたでしょうか?
もちろん、購入時の注意点もありますが、使い方を間違えなければ便利な工具です。
また、数多くのブランドからモンキーレンチが販売されていますが、TOPがおすすめの理由は
やはりガタが少なくなるように設計されていて、プロ目線でも信頼性が高いことです。
そして、モンキーレンチはとても便利な工具なので、是非手に取って使ってみて下さい。
おまけ
最後に、今回ご紹介したTOP(トップ工業)の公式サイトは下記のリンクよりどうぞ。
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